
一戸建て住宅を購入すると一口にいっても、家には大きく分けて4種類に分けることが出来るとされています。分類する際の指標になるのが、金額の多寡と入居して生活を開始するまでの期間の二つの切り口に注目することができます。
一戸建ての家を購入するには、まとまった資金を必要とします。住宅ローンを組む場合であっても、売主の懐には諸費用を含む売買代金が支払われているからです。毎月の住宅ローンで分割払いをしていますが、元をただせば家を買った時に幾らの現金が必要なのかが問題になってくるわけです。
つまり一戸建て住宅をはじめとした家を購入するときには、価格に強い意識が寄せられて関心も高くなっています。価格とは家を建築するために直接必要になる、人件費や資材費のことを意味しています。価格という切り口で着目すると、建売住宅と注文住宅の二つの方向性があります。
建売住宅とは規格型住宅がメインです。規格型住宅とはメーカーサイドで設計図や設備などはあらかじめ設計されているタイプの家のことです。これに対して注文住宅とは、オーダーメイドタイプの住宅となります。オーダーメイドでは間取りから外壁の素材・水回りや動線などを自らも踏まえて、デザインに参加することになります。デザイン料や設計用が建築費用の2-3割程度嵩むことになります。
しかしオーダーメイドの注文住宅は、施主の意向が反映されやすい反面、酵素をデザイナーに伝達するのが難しく青写真を伝えることが難しいきらいがあります。そこで登場したのが、セミオーダー住宅。セミオーダー住宅では、デザイナーも積極的に発言権を得るので、ユーザーの希望をとりいれながら居住性の低下できるデザインや設計が可能になるというメリットがあります。
ところで一戸建て住宅には、注文住宅と建売住宅のおもな潮流があります。その特性が反映されてか、入居までの期間には建築様式に応じて多くなり、差異を見出すことが出来ます。
注文住宅の場合は、家の性能や仕様にまでこだわりを持つことが可能で、入居までの期間は1年をこえるのは珍しくありません。これに対して建売住宅を中心にした、規格型住宅の場合は入居できるまでの時間を大幅に短縮することが可能です。しかも建売住宅では性能や仕様は、ある程度限定されるのでリーズナブルな価格で家を購入することができるメリットがあります。どの家のスタイルを選択すべきかは、イニシャルコストとメンテナンスコストの引き合いで検討することになるでしょう。